下水道を使うときの注意!
下水道施設は下水道使用料や受益者負担金などで維持される、みなさんの大切な財産です。みなさんが正しく使っていただかないと下水道管が詰まったり下水終末処理場の故障につながることになります。また、ご自宅の排水設備の修理が必要になることもあります。
下水道管にガソリン又は、灯油のような危険部が流入すると大変危険です。揮発性の高い危険物は、気化すると最初の量の10倍以上になり、瞬間的に大爆発を起こし、思わぬ大惨事になりかねません。下水道管には、家庭排水以外は絶対に流さないようご注意願います。
下水道を使うときにやってはいけないこと
台所のゴミは決して流さないで!
下水道に野菜くずなどを流したりすると管が詰まったり、下水終末処理場での汚泥処理などに大きな負担がかかることになります。排水口には、ゴミかご・流し口の目皿などを設置しゴミを流さないようにしてください。
てんぷら油はゴミですよ!
料理に使った油は紙などでふき取るなど適正に処理し、ゴミと一緒に捨ててください。下水道管へ流すと、管の詰まりの原因となり、修理に多額の費用がかかる場合があります。
水洗トイレを詰まらせないで!
トイレにトイレットペーパー以外の避妊具や生理用品・紙おむつなどを流さないでください。これくらいならという気持ちが詰まりの原因になります。
マンホールに物を捨ててはいけません!
マンホールは下水道の点検や汚水を流すための大切なはたらきをします。その中にゴミや砂利などを捨てると、下水道管の詰まりや損傷の原因となります。
危険物は流さないで!
下水道管にはガソリン・シンナー・石油・アルコール類など危険物は流さないでください。これらの揮発性の高い危険物は爆発や火災を招く恐れがあり大変危険です。
有害な物質は流さないで!
水銀・殺虫剤・農薬など有害な物質、大量の塩水は、決して流さないでください。下水終末処理場では微生物のはたらきにより、水をきれいにしているので、有害な物質・大量の塩水により、微生物が死んでしまうと、水処理も汚泥処理も困難になります。
工場などから排出される汚水は、決められた水質にしてから下水道管へ排水してください
工場や事務所などの排水には、下水道管を傷めたり、下水終末処理場で処理できない水を含んでいることがあります。これらの排水は、除外施設を作って決められた水質にしてから下水道へ排水していただくことになります。